設計事務所がパースを描くとどういうメリットがあるか説明します。 設計事務所に依頼されるお客さんは、プランにも期待を込めていますが、外観に対してもかなりの期待をしています。その期待に応えるべく当事務所では早くから3D設計という手法を取り入れお客さんに対してプレゼンして参りました。
他の設計事務所
 
企図建築設計社

設計事務所の作業

お施主さんの心
設計事務所の作業
お施主さんの心
1 プランニングそして提示     プランニングそして提示  
2 平面図検討そして提示 平面図のみを提示する事務所や立面図と同時に提示する事務所もあります。   平面図検討そして提示 当事務所ではプランニング図をお見せしているので、平面図のみを提示する事はないです。
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立面図検討

外観仕上げ部材や、色等を検討します。

そして立面図をお客さんに提示します。

お施主さんは、立面図を見せられる事になりますが、正直言って立面図を見て、建物の形を把握するのは非常に困難です。設計士を信用して、「いいです。」と言わざるしかありません。

 

3D図法により形を検討

 

確かに設計士は一般の人より立面図より外観を想像する力はあります。しかし完璧ではありません。従ってこの段階で、設計士が3Dで検討する事は非常に大きなメリットがあるのです。Cad
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上で決めた内容で設計事務所が専門業者にパースを依頼します。その間は、普通は設計士が他の図面を進めていきます。

パースが出来上がるとお客さんに提示します。

お施主さんは、そこで気に入ればいいのですが、気に入らない場合もあります。しかし、ここまで作業が進んでいるとなかなか「ちょっと違う・・」なんて事を言い出しにくいと思います。

そして、色等が気に入らなくても「パースをもう一度作り直して欲しい」なんて事はなかなか言えません。

だいたいが「じゃ、実際の時はこういう色にしましょうね」って感じで作業は進んでいくでしょう。

 

パースを製作しながら、仕上げ部材色を検討します。そして、設計士が気に入らなければ、平面図まで戻ってデザインを構築していきます。

そしてパースをお客さんに提示します。

お施主さんは立面図を見る前にパースを見る事になります。(お客さんの方向性がはっきりしてない場合は簡単パースになる事もあります。)

そして、色等でお悩みの方は2色のパースを提示したり、気に入らなければ別の色で作成したりします。collor

そして当事務所製作のパースは現実の写真と遜色ないほど精密に製作されますので、建物竣工の時「しまったぁ〜」と言う事がないのです。photo & CG

5       平面図と立面図を製作そして提示 一応確認の為に提示しますが、どの方もパースを見ているので興味なさそうです(苦笑)。
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実施設計

もっとも、この場合は4でパース屋さんに頼んだ時点で入っていますがね・・。

    実施設計  
           
     

設計におけるデザインにおいて、いかにパースが大切か分かっていただけたでしょうか?そして、これはお施主さんの為でもありますが、実は設計事務所にもメリットがあるのです。

なぜなら、設計士でも平面図と立面図から完璧に頭の中で建物のイメージをする事は出来ません。まだ、この技術を手にする前は、カッコいいと思って設計していたものが竣工した時「あれっ?」なんて言う事も実際ありました。お施主さんなら尚更の事だと思います。

  例えばこの平面図と立面図をご覧下さいcollor。そしてこの図面から完成予想図を想像してみて下さい。どうです?想像出来ましたか?それではこれをご覧下さいpers。想像通りでしたか?例え想像出来たとしても、実際こういうCGのパースを見れば、かなりの現実味を持たせる事が出来ると言う事がお分かりいただけるでしょう。